9月17日、ケアテックス札幌で話します ― 「採る・育てる・残す」を一本の線でつなぐということ

CareTEX札幌'26 専門セミナー 木下浩志 スポットワークと生成AIポータルで挑む人材戦略改革

おはようございます。木下です。

9月17日(木)、アクセスサッポロで開かれる第6回CareTEX札幌’26の専門セミナーに登壇します。時間は午前10時から11時、受講は無料です。タイトルは「スポットワークと生成AIポータルで挑む人材戦略改革〈採用×育成×定着〉」に決まりました。申込の受付も始まりましたので、今日はその報告と、いまの正直な気持ちを少しだけ書かせてください。

春先からずいぶん悩んだテーマでした

このブログを以前から読んでくださっている方は、覚えておられるかもしれません。春先、私はこの登壇のテーマを一度ひっくり返しています。最初は「業務分断を超える生産性改革」という骨子で準備していました。経営者としては、それで間違っていないつもりでした。

準備していたところでしたが、何度も原稿を読み返すうちに、「生産性」という言葉は、採用や定着に日々向き合っている施設長・人事担当者の関心語ではないと気づいてしまったのです。現場の頭の中にあるのは、生産性ではなく「採れない・育たない・残らない」という三つの「ない」でした。そこで軸を「人材戦略改革」に振り直し、「採る・育てる・残す」という言葉で組み直しました。

その判断が正しかったのかどうか、正直、いまでも半分は不安です。ただ、確定したタイトルにきちんと〈採用×育成×定着〉と並んだのを見て、少しほっとしています。あのとき迷ったのは無駄ではなかったと思いました。

話したいのは、うまくいった自慢話ではありません

60分もいただくので、当日は具体的にお話しします。「採る」ではスポットワークと、2025年10月に結んだ人材確保の連携協定を。「育てる・残す」では、私たちが自前でつくった生成AIポータルを。勤怠、シフト、研修、処遇改善記録といった14の業務を一つの場所に束ねた、あのポータルです。

ただ、話したいのは成功事例の披露ではありません。むしろ、束ねてみて初めて見えた不都合や、職員から出た戸惑いの声、数字が動くまでにかかった時間のほうを、率直にお伝えしたいと思っています。きれいな導入story ほど、現場では役に立たないというのが、この数年で私が学んだことです。

一番伝えたい結論は一つです。採用だけでも、研修だけでも、数字は動かない。人が入っても育てて残す仕組みが追いつかなければ流れていくし、逆に研修を整えても新しい人が来なければ既存の職員が疲れていく。採る・育てる・残すを一本の線でつないで初めて、離職率や採用コストといった数字が連鎖して動き出す。ここを、7か月分の生々しい数字で締めたいと考えています。

来られない方にも

札幌まで足を運ぶのが難しい方も多いと思います。会場に来られた方だけで終わらせるつもりはありません。当日お話しした内容は、後日このブログでも改めてレポートにまとめます。事前に「ここを詳しく聞きたい」というご要望があれば、NPO・MCLどちらの窓口からでも受け付けますので、遠慮なくお寄せください。当日の組み立てに反映させます。

同じ北海道で介護に携わる仲間に向けて、飾らずに話せる貴重な機会だと思っています。まだ1か月半ありますので、これから当日まで、準備の過程で考えたことも折を見て書いていくつもりです。会場でお会いできる方は、ぜひお声がけください。

本日も、よい一日となりますように。


木下浩志(NPO法人ちとせの介護医療連携の会 理事長/株式会社MCL 取締役/北海道介護福祉学校 非常勤講師/キャリアコンサルタント)

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